死ぬこと

阪神大震災から10年たち
新潟で地震があり スマトラ沖で地震が原因の津波があった
テレビの特番やドラマでは 首都圏に地震があったらどうなる!?と
叫んでいる。
今日も新潟と 北海道で地震があった。
困っている人がいないことを願う。


自分の部屋の中を見ると
家具転倒防止の小物も使っているが
よく考えてみたら
木造2階建てのアパート1階に住んでいるので
大きな規模の地震だったら
建物がつぶれて終わりだろう。


自分が死んだらどうしようと
不安になるのはもちろんだが
大切な人が死ぬことを想像した方が ずっとつらい。


今朝の芸能ニュースで樹木希林さんが
乳ガンの話でインタヴューを受けていた。
その中で「周りを見たら自分がいなくても暮らしていける人ばかりで
死んでもいいんだと思った」といった意味のことを言っていた。
この言葉は心にしみる。
自殺にあこがれるわけではないが
死んだ方がまし な時はたくさんあるだろう。
生きていさえすれば 楽しいこともあるだろうし
せっかく生まれてきたこの偶然を 途中で終わりにするのは
大変残念だけれども
それでも そんなことがどうでもいいくらい 辛い時はある。
では なぜ生きているのか
それは 誰かに必要とされている
生きているだけで 人を幸せにできる そのことを忘れるわけにはいかないからだ。
誰かを やしなったり
精神的な支えになったり
それは 重荷と感じることもあるだろうが
同時に 幸せでもある。


いつかは 死ぬことが許される時もあるだろう。
それが ほんとうに幸せだと感じられるとしたら
きっと人生を 精一杯生きたと 思えた時だろう。
きっと自分は そんな人生を生きたいのだ。