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EXITの勢いに乗って藤田さんの未購入の単行本を仕入れに本屋へ行って来た。
マンガが欲しい時はここ　と決めているのは
三省堂Bee-One店。
メジャーな出版社からでている物ならばほとんどそろっているのでありがたい。

最近でた単行本に　花とゆめ時代の物が載っているそうなので
どの話かと期待していたのだが、
自分が読みたかった物とは違っていた。

読みたかった話とは、たしか　高校生の堕胎の話だった
この人の話は少女マンガらしからぬ終わり方をすることがあるのだが、
その話もそうだった。
１０数年前の花とゆめは　まさに花や夢の様な話がメインだったので
このようなシビアな話が載るのだと
衝撃を受けた。
萩尾望都のような能力も経験もある漫画家が　
タブーになるようなテーマに挑戦することは　最近増えているが
藤田貴美のように若い　経験も浅い漫画家が
荒削りながらも　一話読みきりの話の中に
重いテーマを書ききったことが　大変印象的だった。
そのときに　はっきりと藤田貴美のファンになった様な気がする。

単行本未収録というのは
藤田さんができあがりに納得していないせいなのだろうか。
いつの日か加筆・修正されて
再び出会えることを心待ちにしている。