経済システム

今週の“あいのり”はおもしろかった
http://www.fujitv.co.jp/index.html
この番組はいろいろと世界の状況を番組に盛り込んだり
カンパを募ったりしているけれど
今日はアフリカの人の話す 食料の話が番組に出てきた。


今世界では 穀物を口にできずに餓死している人たちがいるのだが、
それは地球全体の食糧生産が足りないせいではない。
日本は世界一の穀物輸入国で その輸入された穀物
3分の2が人間ではなく 家畜の飼料になっている。
1キロの牛肉のために8キロの穀物が必要なのだ。
肉がメインの食事をするということは
ダイエットや健康のために悪いだけではなく
見えないどこかでお腹をすかせている誰かのためにも
やめた方が良いことなのだ。


・・・というようなことは 知っていたが
うっ と思ったのは
珈琲やたばこ、紅茶といった嗜好品が
アフリカ大陸で多く生産され、その産業に従事している人たちが
非常に貧しい生活を送っているということだった。


人の生活の満足度に 経済システムが大きく関係しているということは
今や常識になっているといっても良いだろう。
しかし戦争や凶作→餓死 といった 一見原因が他にあるように見える出来事が
「もうかりたい」という 人の欲から引き起こされていることについては
システムとは別に議論されがちだ。
欲は決して悪ではなく コントロールされ さらなる生産性を高められるものだと思う。
そのためには非常に良くできたシステムが必要だが、
100点のシステムなどあるわけもない。 人が生きている物である限り
一人一人は違っており 違う判断を下す人々が共に社会を作っているのだから。


今 自分達にできることは 今あるシステムが 良い方向に向かうよう
情報のアンテナを広げ
不断の努力を続けていくしかない。
お店で買い物をする という 日常の行為が
世界の経済システムを作っているのだ。