いわずとしれた?絵本の名著です。
この絵本との出会いは4才の頃、八千代幼稚園の
本棚の前でした。
本棚の前はリノリウムの床だったはずですが
座り込んで絵本を読んでいることが多く
クラスの先生が迎えに来て お部屋へ連れて行かれたように記憶しています。
その頃であった絵本で はっきりとおぼえているのは ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)
ぐりとぐらの他に
だるまちゃんとてんぐちゃん
どちらも今も街の本屋の店頭に並んでいます。


大人になって絵本の読み聞かせを始めた時
“20才の絵本はよい絵本”という言葉を教えてもらいました。
一番の読み手(幼児)が大きな主張をしない絵本というジャンルですが
20年以上出版され続けるということは
その本が子と親に愛され続けている証拠だと言うことでしょう。


絵本を読み聞かせしてきたなかで
何回か 子供たちの気持ちがぐーっと波のように押し寄せてくる
至福の瞬間を体験したことがありますが、
初めて体験したのが
この本を読んでいた時でした。


そのときにわかったことは
絵本を読むと言うことは
何も工夫も才能もいらない
ただ その絵本に頼り、絵本の力に寄りかかり
自分は 素直に絵本の文字を伝え 絵を見せることだけに
専念すればいいのだ ということでした。
おもしろおかしい声色や テンポの工夫は不要なのです。
良い絵本であればある程 それは顕著だと思います。


ですから
ぐりとぐらを子どもに読み聞かせる人、
その人は幸せです。
このブログをよんでくださる人が幼児の親ならば 
ぜひその幸せを味わって欲しいと思います。


ぐりとぐらは子ねずみ 
森で見つけた大きな卵を使ってケーキを作ります。
絵本の内容は忘れていても
最後の大きなケーキのシーンだけをおぼえている人も多いはず。
保育園の先生がおはなしを書いて
その妹が絵を描きました。(いやいやえんのコンビです!)
世界的にも歴史的にも 多くの絵本の中でも
ベスト10に入る傑作だと思います。


2才から7才まで

=読んであげて大人が楽しめる度合い=
好きな人なら何度読んでも楽しめるでしょう。
丸暗記するのも夢ではない。