フジテレビのSMAP×SMAPで お笑い芸人に稲垣吾郎がインタヴューする
というものをやっていた
大変贅沢な番組で、内海桂子ポール牧といった芸人を初め、フジ歴代バラエティー番組のプロデューサーのインタヴューもあった。


笑いというのは一番高度な感情だと聞いたことがある。
人は生まれた後、泣いたり怒ったり喜んだりする感情は早くに会得するが
“おかしさ”という感情は一番最後に学ぶというのである。
児童心理に詳しいわけではないので誤った知識かもしれないが、
何となくうなずけると思っている。


落語に詳しい友人の影響もあって 笑いを商売にしている芸人を尊敬している。
といっても現在テレビでご活躍中のお笑い芸人の皆さんのことではない。
“芸”を持っている人たちのことだ。


今日も テレビを見ていて その話を聞くだけで
一人で一本の番組ができる人もたくさんいるのでは?
と思った。
昔NHKの朝の連続ドラマで エンタツ/アチャコをドラマ化したことがあったが
個人的には一番好きな話だった。
笑いや芸の成り立ちは時代が過ぎれば消えていってしまう。
関係者が生きている間に是非資料を収集しておいて欲しい。


お笑い芸人といえばアメリカハリウッドのバスター・キートンの自伝もバスター・キートン自伝―わが素晴らしきドタバタ喜劇の世界 (リュミエール叢書)
大変面白かった。
特に子供の頃、ボードビルの舞台で両親に投げられながら(それが芸だった)
育った話がすばらしかった。
キートンが自伝の中で「今の人はけがをしないように転ぶ方法を知らない」
うる覚えなので失礼!)と嘆いているのがおかしかった。