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仲間とやっている夜のおはなし会があった。
素話を子供たちに聞かせる会だが
夜なので大人も多数聴きに来る。
いつもは70名ほど来るのだが
今日は祝日ということで20数名 身内のみの会になった。
しかし人数が少ないといってもあまりだれも気にせず。
のんきな会なのだ。
仕事が多忙の中 おはなしの練習でこの2週間程は一杯一杯だったが
そのためか昨日より なだめてきた風邪が悪化。
やっぱりおはなしも体力が命。
素人集団とはいえ、ベストの物を聞いてもらえなかったので
お客さんにすまないと反省。
今回のプログラムは自分以外に素話が2つ
パネルシアターが2つ 手遊びが1つというものだった。
自分がしたものは「番ねずみのヤカちゃん」という外国の創作物。
- 作者: リチャードウィルバー,大社玲子,Richard Wilbour,松岡享子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1992/05/31
- メディア: 単行本
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なにせ2回練習すると1時間経ってしまうという強者。
自分の中で場面ごとに1幕〜4幕にわけて いまは1幕目を練習。などと
していた。
更にこのおはなしは歌も多い。全部で5回の歌があるのだが
メロディーを自分で作らなくてはいけない。
本来ならば他の方の語るのを聴いて みんなが歌っている節回しをまねすればいいのだが
勉強不足のため、残念ながらその機会が無く、
今回は悪戦苦闘して自分でメロディーをつけた。
本番の出来を自己採点すると5段階評価で 3
可もなく不可もなくといったところか。
終わった後で 一番的確な批評をくれたのは我が子。
曰く
「歌のところで4回もまちがえたよ
喉が痛いからしょうがないけどねー 歌になると緊張しているのがわかったー
おはなしは面白かった〜 」
なるほどそのとおり。自分で語っていても
歌になるととたんにみんなの顔がつまらなそうになるのが
わかった。
しかし それをのぞくと全体には楽しそうに聴いてくれ、
とくに声を出して笑っていた人が数人いたことが非常に励みになった。
いままで素話をかたって笑ってもらったことがあまり無いので、
笑える話は苦手だと思っていたが、
この話ならばできるとわかったのは大きな収穫だった。
おはなしは選んで、おぼえて、語っているうちに
好きだった話が嫌いになったり
反対に気が進まなかった話を好きになったりということがあるが
このヤカちゃんは 初め好きで、おぼえたところで好きじゃなくなって
語ってみて もう一度好きになった話だ。