アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎という持病を持っている。


子どもの頃(4才くらい?)に発病し、
なんだかわからないが赤外線?の様な赤い光を当てたりして
色々治療を行ったが効果がなく、
10才くらいの頃だったろうか、
ステロイド外用薬という奇跡の薬にであい、
きれいに治った。
・・・・と思ったのも数年のことで
10代後半に再発し、就職をきっかけに重症化した。


その後色々経て、今は湿疹は右手の手のひらと指だけにでている。
以前の色々な治療の経験から
完治させようとあがくことが かえってストレスと症状の悪化につながるとわかっているので
今はこの病気と長くつきあっていこうという姿勢でいる。
そう思うようになってから10年以上たち、
大変平穏な日々を過ごすことができている。


しかし時々(ほんとうに時々だが)困ることがある。
人に心配されることだ。
友人等なら良いのだが、仕事の知り合いだと
少し困ったりする。
更に困るのが 別の用件で受診した医師に
これは治療しなくてはいけません とステロイドの塗り薬をだされることだ。
これまでに3回程 そうした経験があったが、
治療を拒むと 医師が気分を害した様子になるので(激しく怒られたこともある)
本来の用件の診察の方がうまくいかなくなってしまうのが 頭痛のタネなのだ。


自分のアトピーと本気で向き合うようになってから
食生活や生活習慣を見直し、合成洗剤を使わなくなった。
鍼灸などの東洋医学の効用にも目をむけるようにもなったし、
命や人や自然について それまでとは違う視点でも考られるようになった。
それらを通じてたくさんの尊敬すべき友人を得ることもできた。


朝起きてシーツに血が付いていると(夜中に湿疹を掻くため)
正直言って げんなりすることもある。
湿疹が出てきているところを切り落としたくなる時もある。
それでもこれも 自分の体。
できることはして、あとは気にしないで、つきあっていくしかないのだ。
(↑これって全てにおいての自分のスタンスかも)